相変わらずな仕事に疲れはてた。
Recently
私の夢は写真家として成功すること
愛をカタチにするフォトプロジェクト
カテゴリー
アーカイブ
いくつになっても被写体でいたい
早起きして大学病院へ。
いろいろと考えてしまう。
子宮に筋腫ができているというより、筋腫で子宮ができている。
うまいこと言い過ぎか。
カルテに超多発筋腫って書くな(笑)
日記にまとめてみた。
───────────────────────
■5月19日 MRI画像を見てみる
15日に検査したMRI画像のはいったDVDが届く。
エコーでみた子宮筋腫がそんなに大きなものではありませんように。
なんとなく心配で、診察まで待てなくて、パソコンで見てみる。
白目をむいた。正気を失う。ひとりでカラオケに行く。
見て後悔した。ついでに公開した。
───────────────────────
■5月22日 MRI画像の研究
明日の受診に備えてMRIの画像を何度も見直す。
「子宮 MRI」でGoogleで画像検索をして、いくつもの症例を
見ているうちに自分の筋腫の病状がなんとなくわかってきた。
夜中に何度も目がさめるのは、筋腫が膀胱を圧迫しているため。腰痛がひどいのは、筋腫が腰椎を圧迫しているため。胃腸の働きが悪いのも、関係がありそう。とにかく入院して手術をすることは決めたので、仕事場の関係者にその旨を告知。連日の朝から深夜までのお仕事は体力的に難しいことを理解してもらうことができたので、ほんの少しストレスから解放された。明日の診察が心配でなかなか眠れない。
私の心配事リスト
・悪性の子宮肉腫だったらどうしよう。
・腹腔鏡手術が無理だとしたら、手術跡をどうやってなくそう。
・子宮だけでなく、卵巣や卵管にも腫瘍があったらどうしよう。
───────────────────────
■5月23日 広尾のパークサイドクリニック受診
仕事を抜け出して、クリニックへ。
MRIの検査結果が先生のもとにも届いているので、先生の所見と今後の治療方針について相談をする。
先生から聞いたこと
・見たところ、筋層内筋腫ばかりです。肉腫はなさそうですね。
・卵巣や卵管はきれいです。
・腸への癒着は見られないのでひとまず安心ですね。
・腹腔鏡手術が希望と聞いていますが、おそらく開腹になると思います。
・数が多すぎて、子宮にメスをいれる回数も多いので、腹腔鏡手術だと出血多量になる恐れあり
・でも、本人が納得しないと意味がないので、いろんな病院の先生にご意見をきかれてもいいですね・
・ホルモン治療をする場合、このクリニックでも治療はできるので、
大学病院と連携して
やっていきましょう
肉腫ではなさそうなこと、卵巣や卵管は正常なことには安心したものの、
やっぱり腹腔鏡は難しいのかなと絶望的な気持ちに。
それでも、希望を捨てたくないので明日から大学病院めぐりを始める。
先生に3通の紹介状を用意していただいた。
・順天堂大学病院
・虎ノ門病院
・東邦大学医療センター大橋病院
順天堂は、10年前に筋腫の腹腔鏡手術で名医といわれる北出先生にお世話になった病院。
ここの病院はとてもキレイだったし、すこし歩いたら産科もあって赤ちゃんを囲んだ
幸せな空気感にもふれることができるので、ここで手術ができたら一番いいな。
虎ノ門病院は、ここのクリニックの先生のおすすめ。
中林先生という方が腹腔鏡では有名らしい。
東邦大学医療センター大橋病院は、今月の占いで吉報位にある病院。
易でみても、この方角が吉と出たので選んでみた。
いい病院、いい先生にめぐりあえますように。
本日のお会計は 4140円。
───────────────────────
■5月24日 東邦大学医療センター大橋病院受診
渋谷からタクシーでワンメーター。立地はそんなに悪くないけど、
順天堂大学病院よりかは、庶民的なイメージ。
予約もせずに来てしまったので、たくさん待たされることを想定していたけれど、
あっさり診察してもらえたので拍子抜け。
ここの先生は男性。
白衣も着てないので近所のオッサンくらい気軽に話せる雰囲気。
おかげで、自分の言いたいことを言うことができました。
とてもいい病院だと思った。
先生の主張
・腹腔鏡手術でやるメリットなし。開腹手術になります。
・開腹手術で子宮全摘出がおすすめ。
・ほとんどが筋層内筋腫だけれども、ひとつ粘膜下筋腫があってそこの
発生場所が悪さをしそうな場所にある。今は2センチくらいのこの筋腫をとりたいけれど、場所が悪いのでとれない。だから子宮全摘出をしたほうがいい。
・開腹手術で、核摘出手術をした場合でも、この粘膜下筋腫はとれないので
手術後に1〜2年後に子宮の状態が悪くなる可能性もある。
・開腹手術は筋腫が一部、腸に癒着しているので「縦切り」になります。
・きれいに縫うので安心してください。
私の希望
・腹腔手術が希望だけど、無理なら、開腹手術でも仕方ない。
・だけど、第一優先事項は、子宮の温存であくまでも、核摘出手術でやりたい。
・再発することは覚悟のうえ。例えば、50歳になってまた筋腫ができて
日常生活に影響がでてきたらそのときは、3度目の手術で子宮を全摘しても構わないからとにかく子宮を残してほしい。
執拗に、子宮の全摘をすすめるオッサンと、子宮の温存を求める私。
これからホルモン治療をして、筋腫が小さくなれば、腹腔鏡で子宮の全摘出はできるかもしれないといわれたけれど、子宮が残ってなければ意味がないので開腹手術でいいですというのが私の気持ち。
オッサンにとっては、子宮はただの臓器で、今後のリスクを減らすために
子宮の摘出をすすめるのはわかるんだけど、
私にとっては子宮は、物事を考えて判断する「脳」みたいなものだから、
絶対にとりたくない。
女医さんだと、子宮をとったほうがいいなんてこと、
絶対に言わないのにね。いい先生だとは思うけどちょっと心配。
念のため子宮がんの検査と、血液検査をしてお会計。
本日のお会計は 9140円。
次は5月28日に順天堂大学病院へ。
仕事の合間にクリニックで先日のMRI画像の診断結果をきいてきました。
子宮頚部はとてもきれい。卵巣も問題なし。腸への癒着もなし、ということで
最悪の場合も覚悟していましたが、「子宮全摘出」は免れました。
そして、悪性の腫瘍の「子宮肉腫」はなく、すべて筋層内の「子宮筋腫」でしょう、とのこと。
本当によかった。わたしまだまだ死にません(笑)
ただし、私の希望である腹腔鏡手術は難しいといわれています。
おそらく、開腹手術になるでしょう、と。
筋腫が多いと何か所にもメスをいれるため出血も多量になるので手術のリスクがふえます。
そのため安全な開腹手術を選択せざるを得ないという説明でした。
そういえば10年前、順天堂で筋腫の手術をしたときも執刀してくださった先生が
「予想以上に多かったので手術の時間が倍かかりました」とおっしゃってました。
それでも、やっぱり、お腹にはなるべく傷をつけたくありません。
ということで、リスクのある手術に挑戦してくださる先生を探すことが今のミッションです。
大学病院の紹介状を3通、手にいれました。
・順天堂医大
・虎の門病院
・東邦大学医療センター
おなかいたいです。
予約していた病院へ。エコー検査の結果の結果、
再発した筋腫は15cmくらいとのこと。
腹腔鏡を希望とのことですが、開腹手術の可能性もあり
と言われてほんの少し落ち込みました!
今週はまたMRIを撮って、再来週に大学病院での診察です。
自分を励ますために、筋腫の手術をした当時の
2004年4月の写真日記を読み返してみることに。
(もう10年も前だなんて信じられない!)
当時の日記は、痛い、しんどいの愚痴が大半を占めていて
手術を甘く見ていた、想像の5倍以上も大変だった、
もう二度と手術なんかしたくないということが書いてありました。
うん。参考になるわ。…読まなければよかった(笑)
その当時の日記の一文に
「入院しながらもいろいろ考えたけれど、
「女の幸せ」のカタチって、驚くほど不完全だ。」
と、記されています。
さらに
「幸せになるためには、なるべく早く何かをあきらめることだと思う。」
とありました。10年前の私があまりにも大人の発言をしているので
自分のことをますます愛おしく感じました。
この10年間、結局、私はあきらめたはずのものすら
あきらめられずに、全てを手に入れたいと今でも思っています。
体調はよくないけど、なぜだか、とても幸せです。