8月31日(夜) 「何やってたっけ?」

胃が痛い一日になりました。




8月30日(夜) 「おおいそがし」

早起きして写真展の準備を。
そろそろ大詰めだ。
セレクトした写真を現像やさんにもっていく。

気合いを入れるために、東京都写真美術館に行って、
写真集をパラパラめくりながら、
「負けてないぞ、負けてないぞ、負けてないぞ!」
と自分に言い聞かせていた。
販売されているポストカードを見て、
「ここに、私の写真が、私の写真が!」
と念じていた。

それにしても、出来上がるまで時間があったので、
映画を見ることに。

「踊る大走査線2」

不覚にも泣いてしまうほど、よくできた映画。
仕事に誇りをもつって素晴らしいなぁ。。

私には伝えたいことがたくさんあるし、
そのためにももっと写真を撮ったり、言葉を
紡いだりしようと改めて思ったり、感じたり。

写真。。

また、最初から始まるんだな…。

1999年、私がホームページを立ち上げたころ。
既に何人かの有名な女の子がメディアに登場して
私はそれをどんなにかうらやましい気持ちで見ていたか。

この本に載るのは、私で、
こんなふぅに書かれるのは、私で、
絶対にいつか、私がここに行くんだから!

そう決意して、頑張って、
時間かからずして、ホントにそのとおりになった。
(いやー、思いの強さって素晴らしい)
嬉しかったし、自分で自分が信じられないくらいに幸せだったわ。

もう人を妬むことも、くやしさを噛み締めることも、
自分を責めることもないんだって思えたときには
とてもとても楽になったから。

ま、そんなこんなで今でもやってるんだけど、
私は新しいスタートを切った(いつかな?)らしく、
目の前には、すごい人がすごい勢いで走ってる。


「初めての個展」は私の中で大きなニュースだし、
日経新聞さんに取り上げてもらったのがきっかけで、
他のメディアでも取材やインタビューが決まった。

どこまでも走っていこう。
道はずっと続いてた。





8月29日(夜) 「わがまま」

今さらながら、ふと気付いたんだけれど、
私はもしかしたらものすごく「わがまま」だ。

いや、他人に対して特に期待もしていないし、
誰かに依存するってのもありえないし、
むちゃな要望を言い通すっていうのではなく、
とにかく自分に対して「わがまま」

好きなことしかしたくないし、
我慢とか大嫌い。

面倒になるのはイヤだから、
適当に謝ったり、申し訳なさそうな顔を
するときもあるけれど、
実は、心の奥底ではなんとも思ってなくて、
「あー、早く楽しいことしたいな」なんて
考えているのかもしれない。

そんな自分に気付いて愕然。
私、性格悪いかもしれない。。。



8月29日(夜) 「カメラが欲しいです。」

そろそろ、一眼レフのデジタルカメラを
買おうかなと真剣に考えている。

NikonのD100っていうのが
欲しいんだけど。欲しいんだけど。欲しいンだけど!

個展にも経費かかるし、撮影旅行も行くし。
あん、あたしって本当にお金のかかる女ねぇ(ふぅ)

昨日のスカウトの話しじゃないんだけど、
ああいう仕事をわりきってすればすぐカメラなんて
買えそうだけれど、私には絶対に向いてないしな。

私はインターネットは好きだけれど、
パソコンはあまり好きじゃないし、

撮影するのは好きだけれど
カメラにはあまり興味ない。

美しい(と勝手に信じている)このスタンスを
守りつつ、写真のこともしっかり
覚えたいと思う今日このごろ。





8月28日(夜) 「自分の値段」

仕事の帰りに、スカウトされた。
こんなことはしょっちゅうなので、
「話しだけでも聞いてください!」
サラリーマン風のその人を一瞥して
無視して歩き続けたけれど、実は気になることがある。

なんのスカウトなのか?
そして私はいくらなのか?

多分ああいうのって、ギャバクラとか、
AV女優とかそういう類いだと思うんだけど、
一体、私にいくらの時給を払うつもりなんだろう?

無視して歩きつづけている私に
「ねぇ、今、月いくらもらってるの?
 それだけでも教えて!」

って、既に、オミズな女と決めつけられてるし。
カマかけて、月50万もらってるとか言ったら
相手はなんて言うんだろうとか、ちょっと興味ある。

ま、このへんは妄想だけでいいんだけれど。

昨日はクーラーをつけっぱなしで寝たせいか
躯がだるい。電気代は6000円。
何かと頭が少し痛いので
写真展の準備を今日の分さっさとすませて
寝てしまおう。

今日は仕事の合間に、暮れてゆく東京の夜景を
ぼんやり見ていたんだけれど、
なんてキレイなんだろう。やっぱり思った。

東京の夜景だけは、何度見ても、どこで見ても
感動してしまうわ。

あんなにたくさんの光りの数だけ
人の暮らしがあって、その分だけ、夢があると思うと
「あぁ、こんなところで負けていられないっ」


なんだかんだで、日経新聞に、「写真家」として
紹介してもらえたし、個展のテレビ取材は企画変更とかで
見送りになっちゃったけれど、別のお話しで、
写真家として出演ができそう…だし…。

あぁ、頭が少し痛いくらいで眠っちゃダメかな。



8月27日(夜) 「砂糖中毒」

「砂糖中毒」っていうのがあるらしい。

仕事で行き詰まったときとか、
気分転換したいとき。
お腹がすいてイライラするとき。

甘いものを口にいれるだけで、
気持ちが安らいで幸せな気分になれるんだけれど、
どうやらそれが癖になったわたくし。

糖分の取りすぎが、低血糖状態を招いて
結局、気分が不安定になるそうだ。
あー、もしかしてまさにその状態…?

というわけで、明日から砂糖断ち。
イライラをしずめるのは、カフェインに頼る。
あるいは、水をがぶ飲みするか。
あとは、果糖に切り替えるか、黒糖か。

砂糖のとりすぎかもしれないけれど、
どうにもこうにも、ダイエットの成果が出ない。
にがりダイエットを初めてみた。
マグネシウムをコントレックスに溶かして飲んだりしてる
んだけれど、効果があるのかどうかは定かではなく。

とりとめもない話し。誰に報告の義務があるわけでもなく。
そろそろ寝なきゃいけない時間だ。

あぁ。ジムに行きたかったな…。



8月26日(夜) 「そいえば」

そういえば。おとついくらいだったけか。
このドキドキワクワクした感じは
舞台の本番を迎えるのあの感覚に似ている、と。
私はこれをすごく愛していた、と。
そんなことを発見した。と書いた。

そして、今日は新たな発見。
このイライラは何なのかしら?
足元が地につかないこのフワフワした
不快感をともなう浮遊感は?
意味もなく泣きたくなるし、みじめな気分。

思い出したこの感覚も、舞台の本番前に似ている。

そういえば、そういえば、
ワクワクした感じと、イライラしてどうしようもない
時期を行ったり、来たりして、
精神的にも身体的にも消耗しつつ、
本番の日を向かえていたこと。やっと思い出した。

あぁ、あたしってやっぱり人間が小さいな。
ストレスにも弱いな。

実はこの週末から、空腹感とは無縁。
その代わりにずっと、ひどい胃もたれに見舞われている。
それでいて、胃に何かを詰め込みたい衝動にかられ。
欲望を押さえるのに必死。

もういいや。
泣きたくなる前に寝てしまおう。

今、考えているのは、お父さんのこと。
「ずっと東京で暮らしていくから」と言ったときに
あんなに泣かれるとは思わなかった。

写真展の構成を考えながら、
初めて、新幹線にのってお父さんとお母さんが
東京にやって来ることを思うと、
それこそ泣けてくるよ。











8月25日(夜) 「真夏の秘宝館」

表参道のカフェで待ち合わせ。
フルーツタルトとアイスカフェを飲みながら
「今日はどこか行きたいところないの?」
と聞かれたので、ちょっと迷ったあとに、
「真夏の秘宝館に行きたい!」と言った。

サザンの25周年を記念してやってる
ファン感謝イベントみたいなアレにどうしても
行きたかった。興味があったし。サザン好きだし、うん。

地下鉄をのりついで、お台場へ。
東京テレポート駅の目の前にあるそこは
すごい行列。20分待ち。

うだるような暑さの中で辿り着いた会場の中の
感想はというととにかく
「感動した!!」のひとこと。

PVを見せるというその単純な行為をあそこまで
凝らせたのは素晴らしい。(って偉そうに・・・)
たっぷり1時間以上をそこで過ごしたけれど、
本気でおもしろかった。

特に、最後のバーチャルライブは、
水をかけられたりしてビショビショになったけれど
そんなことも含めて興奮した。

いやー、サザンっていいなぁ。。。

思い・思われ・やり・やられ。
口説き・口説かれ・捨て・捨てられ。

根底にあるのは、色気っていうか、
そういうんだと思うんだけど
なんといっても愛情にあふれているのがいい。

遊びなんだけど、気持ちだけは、本気っていうか
純粋っていうか、あー、あんなふぅにまっすぐに
本気でも遊びでも自分の気持ちを表現できたらいいな、
しかも、たっぷりと愛情をそそぎつつ。

私もそういう写真を撮りたい。
「とよみの写真はエロなんだけど、なんかキレイなんだよね」
って私をよく知る人が言ってくれたのでこう答えた。

「んー。それは、私自身が、@@@@@@@@@@@」


お色気たっぷりの毎日の中でも、
これからも清く正しく美しく、生きて行くってことで。








8月24日(夜) 「なんて素晴らしい日々」

なんて幸せなんだろう。
自分自身がモノつくりの喜びで満たされていて
今はとてもごきげん。

○日までに形にしなきゃ。
ひとりでもたくさんの人に見てもらいたい。
誰が来てくれるんだろう?なんて言ってもらえるんだろう?

ひさしぶりのこの感覚。
どこか落ち着かず、ソワソワしたり、ワクワクしたり。

いつかどこかでこういう感覚をずっと感じていたような…。




舞台だ!



あぁ、そうだあの時と同じ。あの頃と同じ。
私が一生を捧げてもいいと思っていた、役者業と同じ。
逃げ出したくなるくらいに不安になったり、
今すぐ本番がくればいいのにと焦ったり、
舞台のステージに上がったときに観客が誰もいない
夢を見てハッとして朝、目が覚めたり。

コレだよ、コレ!

決してインターネットだけでは味わえないこの感覚。

たった、何日間のためだけに必死になってシャッターを切る。
思いを込めて写真を選ぶ。

その作品を見るために、スケジュールをあけて
電車にのって、駅からの道のりを歩いて来てくれる人がいる。

自分の作品を共有してくれる人と同じ時間を同じ場所で過ごす。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

考えただけで最高の気分だわん。(正直、こわいけど)
私、またあの時みたいに輝けるかしら。
もう思い出してしまったこの感覚。

舞台に代わるもの、今度こそ本当に見つけたのかも!
(それがネットだと思い込んでいたけれど)

よし、写真展の全国巡業やろう。
次ぎは関西!

(本当に今の今、決めた)








8月23日(夜) 「姫写の編集は大変だの巻」

「初めての写真展なの」なんてことを言い出したら
「今ごろアンタ何やってるの?」と言われた。

確かに、おっしゃるとーりでございます。
これでも一応、芸術大学大学生だったあのころ、
周りの友達は、個展だグループ展だと、みんな忙しくしてたもんね。

大学生のころなんでもっと勉強しなかったんだろう?
あの4年間って何だったのかしら?

芸術大学の学生とは名ばかりで、
絵も書いたことないし、写真も勉強してないし。
そもそもモノつくりには興味なかったし。
自分の居場所もなかったし。

やってたことといえば、美術館をめぐって
興味のない理屈や理論を聞いていただけ。
展示方法のいろいろとか、人の導線や、視線の位置や、
照明だとかもっと勉強しておけばよかったよ。
あと、キャプションのつくり方とか。
(確かこういうことは授業でやって気がする…)

空間に作品を置くことって本当に難しい。
ような気がする。

とはいえ、展示用の写真の準備がわりと
順調にすすんでいるので、ちょっと欲張って
卓上用の写真集をつくってみようと作業をすすめる。

おし、これなら2次元だから私は得意。

2次元での写真の見せ方は
自分で時間軸をつくれるのがやりやすいところ。

この写真を見てから、この写真を見て、
そしてこう感じてくれたら、この写真が見たくなるでしょ?
この写真のあとには、コレを置きたいところだけど、
その期待を裏切ってこの写真を置こう。とかね。

見えない誰かと恋のかけひきをしてるみたい。
すごい楽しい!

あくまでも自分本意でないと気がすまないところとか、
強引に結果を出してしまおうとするところとか、
主張を絶対に曲げないで、価値観をおしつけまくるところとか、
自分のイヤなところも見える作業だけれど、
わりと快感だったりします、コレ。

気分転換に姫写の編集を始めたら2、3時間で終わるはずが
結局8時間もかかってしまった。

写真のこと、技術とかそういうのじゃなくて
自分の大切なものだから、自分の言葉で語れるようになりたい。








8月22日(夜) 「今日は寝てしまわないように」

今日は間違えて寝てしまわないように。
私にはやるべきことが山ほどあるのに、
昨日とえいえば、多分、10時には意識を失ってた。
今は3時。明日も早いけれど、やることやらないで
寝るわけにはいかないもの。

据え置き用の写真集を今つくっていて
何冊かにわけておこうと思うんだけど
それぞれのコンセプトを考えているところ。

何のテーマをもって編集するかを
考えているだけでワクワクしてくる。
(そんな余裕はないんだけど)

最近、気になるのはデザート。果物。
私に向かって「食べて。」と囁きかけるそれは、
時にどんな男のコよりもセクシー。

かもしんない。







8月21日(夜) 「うっかりまた」

パソコン作業中。プリントアウトをしている
途中に不覚にもベッドに腰掛けたらしく
そのまま意識を失ったらしい。
目が覚めてシャワーを浴びて
今日も出かける。

頭を切り替えて、写真のことをとりあえず忘れて。

毎日、個展の準備で自分の写真と
向き合っているけれど、実はすごく幸せです。

私は私自身のこともそうだけれど、自分の写真が
すごくすごく愛おしい。






8月20日(夜) 「日経新聞の取材」

久々の取材は、日経新聞。
ホームページのこととか、写真展のこととか
気が付いたらまたいつものように
熱く語りまくっていて、
自分で自分をプロデュースすることなんか
すっかり忘れて、言いたいことを言っちゃった。







8月19日(夜) 「実家に帰ってわかたこと」

実家に帰ってわかったこと、変わっていたこと。

■家の様子

ネコが1匹増えていた。
拾ったネコが死にかけていて、
動物病院へ入院させて命が助かったので
ひきとったって。ネコ4匹、犬1匹。
人間より動物が多い家になっていた。

■誕生日

おばあちゃんが89歳の誕生日を向かえた。
お祝に花束を渡した。
女の人はいくつになってもお花をもらうのは
うれしいと思ったから。

■いとこ

バツイチになった従兄弟が再婚して
しかも子持ちになっていた。
幸せそうだった。

■友達のTくん

本命とつきあうのは疲れるから
誰かのセカンドになりたいって言ってた。
「都合のいい男とは?」「都合のいい女とは?」
なんて命題をえんえん二人でファミレスで
話し合った。なんだかおかしかった。

■高校んときからの友達

なんと二人目がお腹の中に。
もうひとりは、この秋にお嫁さんに。
みんなの会話が主婦だった。
冷蔵庫の余り物で、どんな献立をつくるか、とか(笑)

■お母さん

相変わらず「自分がイチバン、美しい!」と思っているらしい。
この前も、デパートで女の人から
「いつもキレイにされてるんで、お話をしたかったんです!」
とナンパされたと喜んでいた。

■お父さんとお母さん

私が東京で写真展をすると言ったら、
初めて「上京する」と言い出した。
あなたが写真が好きなら、こっちでギャラリーの経営を
したらどう?と提案される。
だから、私は東京で暮らすっていってるじゃん!







8月18日(夜) 「東京にただいま。」

実家で荷物をまとめていたら、お父さんが
「もう休みは終わりなのか?もう東京に帰ってしまうのか?
 寂しくなるな…」と言った。お母さんが慌てて
「お父さん、そんなこと言ったらこの娘が可哀想じゃないの」
とたしなめた。

リビングのソファに腰掛けていくらかの時間潰し。
電車の時間まではあと少しの余裕がある。
最寄り駅までお父さんの運転で送ってもらう。
しらじらしくついたテレビをぼんやりながめながら
東京での仕事について聞いてくる質問に答えながらも、
お父さんの顔がまともに見れなかった。

実家で過ごした4日間はあっという間で、
たくさんの友達に会ったし、夜通し遊んだりもしたし、
お母さんとお買い物もいったし、親戚とも会ったし、
「私の居場所がここにある」ことを感じられて
本当に本当に幸せだったわぁ。

東京に行ったからってそれがなくなるわけじゃないと
わかっていても、お父さんの心の痛みを思えば
悲しくて切なくて、時計のはりがすすむごとに
心を切り刻まれるよう。

なんか別れ話をしてるときに、相手の次ぎのひとことを
待つときの時間の流れ方に似ているな、なんて思った。

お父さんとお母さんに見送られていく、駅の改札。
あぁ、ほんとうに切ない。
少し早めについてしまったので駅のホームのベンチで
電車を待っていたら知らない携帯電話の番号が鳴った。

「もしもし、オレ!豊美!今どこにいるの?もう帰ったの?」

オレ、と言われてピンと来るほど男友達が少ないわけではないので
一瞬とまどったけれど、それの声が従兄弟のものだとわかった。

「こっちに帰ってきてるッて聞いたんだけど、会えなくて残念。
 次ぎはいつ帰ってくるの?ひさしぶりに会いたかった。」

駅のホームに今はいて、あと何分後かの電車にのって
次ぎは再来月に帰ってくると思うよ、なんて話しをしばらくして、

「50分の電車にのるんだよね?あと5分くらいは
 ホームにいるよね?」

と言ったかと思うと、電話が切れた。
階段をすごい勢いで走り上がってきた
青年がひとり。うぉおお。まるでドラマのようだ…。

車をとばして来てくれたらしく、駅を走ってきてくれたらしく、
息を切らせて会いに来てもらえて、なんかすごい感動。

「私が東京に行っちゃってあまり実家にも帰ってなくて
 妹もお父さんもお母さんも寂しい思いをしてるみたいだから、
 また遊びに行ってあげてね。うちの家族をよろしくね。」

そうお願いして電車にのった私を見送ってもらった。
電車にのればのったで、この休みにあった友達から

「気をつけて東京に帰ってね、また遊ぼうね」

なんてメールがはいって、悲しいくらいに嬉しくなる。
お母さんとお買い物中に偶然であった男友達からは、

「帰ってるって聞いて会いたいなと思ってた。
 ずっとそう強く願ってたら本当に会えた。
 ラッキーな偶然に感謝★」

なんてメールが届いて、調子づいて嬉しくなる。

あー、地元ではこんなにこんなに、たくさんの人に
愛されて必要とされて私ってばなんて幸せなのかしら。

新幹線の中で初めて泣いた。
東京に帰りたくなかった。

実家にいて私のことを好きな人たちに囲まれて暮らせたら
どんなにか幸せだろうということを考えたら
東京で暮らす意味なんてどうでもよく思えて来た。
次ぎの駅で新幹線をおりて、引き返したら
お父さんとお母さんは喜んでくれるんじゃないかとか
一瞬だけ本気で思ったし。

今は東京のひとり暮らしの部屋。
パソコンのメールのメールをチェックすれば、
今度の新聞やテレビの取材のメールがはいってる。

こっちが現実。こっちが現実。
私は東京でがんばらなくちゃ。

でも、悲しいよねー。
この部屋には私以外に誰もいないんだもん。
正直、実家に帰りたいッす。






8月17日(夜) 「楽しい一日」

高校時代の友達とみんなで遊ぶ。
高原のカフェに行ったり、温泉に行ったり
タイレストランで大騒ぎしたり。

ママになっても、結婚しても、私が東京に行っても
変わらずに一緒にいられるのってほんと
幸せだなと思う。楽しかったわぁ。。。

遊んでばかりもいられない。

写真展に新聞社から取材の依頼が。
テレビ局から取材の打診が。

「私はかなりラッキーだと思う。」

人との出会いに恵まれている。
もっと大切にしなきゃ。




8月16日(夜) 「あん、しあわせ♪」

「なんか、胸が小さくなってない?」

言われてハッとした。そうかもしれない。
認めたくなかったけれど、実はうすうす気づいていた。

8キロ痩せてるんだもん。
胸が小さくならないはずはないでしょ。

ひそかにダイエットしているのに周りは気づかないもんだから
私はこっそり太ってこっそり痩せることのできる女なんだわ、
なんてひとりほくそえんでいたけれど、わかる人にはわかるのねん。
さすが、同性の目はごまかせない。

なんだか急に不安になって、下着屋さんで
新しいブラをゲッツ。サイズを測ってもらって
自分にぴったりのブラを見つけた。

F65・・。

前のはF70だったから小さくなったといえば
そうなのかもしれないけれどカップ自体は小さくなって
ないようだからとりあえずは安心。

胸の大きさで女の価値が決まるわけじゃないと
思いつつもやっぱり気になる乙女心。
プエラリアを飲もうかしら。
アップルDをつけようかしら。
パッドでごまかそうかしら。

食事しながらも、「小さくなったね」という
ひとことが忘れららなくてついつい気にしてしまう。
あーあ、なんだかいやになっちゃう。

ひたすらマッサージして今の状態を
キープできるように頑張るか。

今日は、おばあちゃんの89歳の誕生日。
親戚一同が集まってのお食事会。

本家の嫁である、わが母の働きぶりを横目で見つつ
「結婚って大変だなぁ・・・。」なんて
しみじみ思ったりもする。

久々に友達からケータイに電話。

「今年の秋に、結婚がきまってん!」

うわー。めでたい!
私だけ流れる時間に取り残されていくみたい!



8月15日(夜) 「ただいま」

スーツケースをごろごろ転がして実家へ。
ネコの写真を撮ったり、東京ばななを食べたり。
東京とはまったく違う時間の流れ方に
うっとりしながら、思い切り羽を伸ばす。

実家っていいな。
なんといっても冷蔵庫が。

私の東京の家の冷蔵庫みたいに
アイスクリームが溶けちゃうこともなし。
扉のしまりが悪いのを補強するために、
ガムテープでぐるぐる巻きにもなっていない。
(当たり前)

冷蔵庫をあけて私の暮らしとの違いぶりに
ちょいと感動してみた。

ペットボトルのアイス珈琲が何本もはいってる!
賞味期限のきれていない牛乳が何本もはいってる!
野菜室には、桃と梨がはいってる!
自動的に氷ができる貯氷庫には、氷がいっぱい!
しかも、これはコントレックスを凍らしているとな。
(なんなの、すごい贅沢じゃないの!)
冷凍室にもすぐ食べられそうなものがいっぱい。
(私の家の冷蔵庫は、何も入ってないよ)

あーいいなー。いつでもアイス珈琲も飲み放題。
コントレックスも飲み放題。
おいしい果物も食べ放題。
氷をつくる手間もなし。

お風呂に入ってまた感動。
シャワーってこんなに勢いよく出るもんなんだねぇ。
(しみじみ)

足をのばして入るお風呂ってこんなにも
気持ちのよいものなんだねぇ。
(いつもは膝を抱えるように)

お風呂上りにソファに腰掛けながら
コントレックスを飲んでネコと戯れるのって
こんなにも幸せな時間なんだねぇ。。。

テレビはもちろん、アクオス!
あー、あたしの家にも欲しいよ。
あたしの家のビデオなんて、「再生専用」なんだもん。
ほんと、慎ましやかな生活だわ。

自分の寝室に向かうのに、自宅内エレベーターにのったけれど、
東京の私の家には、そんなものも当たり前だけれどない。

あぁ、東京の山手線の通勤ラッシュや、新宿の雑踏や
そのほかもろもろが急に色あせて思えてきた。

いいなー。実家はいいなー、楽チンでいいなー。

あかん、東京に帰ることを思うとなんかめげてきた。
テレビには上沼恵美子がいる。円広志がいる。
トミーズがいる。

あぁ、とっても、し・あ・わ・せ♪



8月14日(夜) 「実家へ」

実家に帰るための荷物をまとめた。
お盆の帰省。東京から帰省ラッシュのピークにのって。

実家にいたころは、帰省ラッシュだなんだの
ニュースをテレビで見ながら
「わざわざ家を出て都会に出て行かなきゃいけない人
 たちも大変だなぁ。」なんて人事みたいに思っていたけれど、
まさか自分が帰省する側になるとは。。。

今日は写真のセレクトとテストプリントに時間を費やした。
DMが届いたよ、という嬉しいメールを読みながら
気合いをいれる。

おっしっ。お盆やすみの間はセルフの撮影に挑む。
気合い十分。オトコマエな写真をつくろう。


8月13日(夜) 「こんな日に」

気が付けばベッドで眠っていた。
記憶があるのは夜の8時まで。

パソコンに向かわなければというところで
意識を失った様子。

目がさめたのは朝の8時。
大急ぎでシャワーを浴びて出かける。

やらなきゃいけないこと山盛りなのに
私はなにやってるのかしら。


8月12日(夜) 「今日こそは」

家でがっちり仕事をしなければと
家路をいそぐ私の携帯電話が鳴る。

「仕事が早く終わったから、一緒にごはんでも
 食べませんか?」

あぁ、えぇっと。もうどうしよう?
行きたいけれど、ちょいと無理。
これ以上、自分の仕事の時間を減らすわけには
いかない。

今日は先約があるからと適当なことをいい、
家に帰ってパソコンにかじりつく。

今日はDMが届いたので
急いで住所を印刷してポストへ投函しなければ。
整理されていない住所リストから
大急ぎでピックアップして印刷作業は続く。

時計はもうすぐ朝の3時。
本当はこの作業、先週の木曜日には終了の予定だったのに、
スケジュールが何日も押してるわん。

明日には、個展の写真のピックアップ作業にはいらなきゃ。
そして今週末には、個展用のセルフの撮影。

肌を荒らしている場合でわない。


8月11日(夜) 「仮眠して」

あぁ、なんてハードなのかしらん。
24時間テレビの深夜の番組のコンテンツの
撮影が終わったあと、仮眠をとって、
待ち合わせをして、湘南へ。

「サザンを聴きながら、海岸通をドライブしてみたい。」

上京するずっと前に思い描いたこの夢をかなえた
今日はとっても幸せ。

海にははいらずに、海の家でかき氷を食べて帰宅。

上京してやってみたいことリストの中の、
完了項目がまたひとつ増えた。素直に嬉しい。

東京でやってみたいこと。

ニューオータニのホテルで朝ごはんを食べること。
六本木ヒルズで夜景展望台を見ること。
青山ブックセンターに真夜中に行くこと。
としまえんに行くこと。
エステに行くこと。
ゴルフの練習をすること。

いろいろいっぱい。


8月10日(夜) 「今日も朝帰り。」

朝の六時過ぎに帰宅。
今日は24時間テレビのお仕事の収録。

仮眠をしてまた出かけなければ。
今からお風呂はいってとりあえず寝る。



8月9日(夜) 「さすがに眠くて」

ほぼ朝帰りのまま、仮眠をしてお仕事へ…。
遅刻せずに頑張った。えらい!
若いころはぜんぜん平気だったのに、これだけで
大仕事だよ、ほんと。

肌が荒れるし、顔はむくむ。
ずっと起きているせいかテンションが
上がったり下がったりで大変。
集中力もないし、よいことナシだわ。

来週は地元の友達と遊ぶ予定。
テーマは、「独身最後の夏だから」
切ないフレーズだねぇ。。。
#いや、本人にとってはめでたいのかもしれないけれど。

「20代最後の夏だから」なんていう友達も。
うぅわ、さらに切ない。。

切ないといえば、

「いいな、って思う人がいるんだよね。
 たまに会うことがあって、ちょっとドキドキして、
 すごく楽しくて、それだけで満足してるのよね。
 だけど、こんな気持ちになっていることを、
 絶対にその人に気付かれちゃダメなんだよね。」

と、結婚している友達。

あぁぁ。切ないことだらけ。
みんな今しかない時間を大事にしてる。




8月8日(夜) 「ほぼ朝帰り」

渋谷からタクシーで我が家まで。
今からお風呂にはいって寝なければ。
時計は午前4時。

今日は六本木のあと渋谷で
昨日は新宿で
その前は…。

いろんなことが起こり過ぎて
目がまわってしまう。





8月7日(夜) 「こんなときに」

下腹部の痛みにいたたまれず
ベッドで唸っているときに携帯電話が鳴る。
結局、2時間ほどしゃべってそのまま
意識を失うように眠り入ってしまった。

あぁ、やらなきゃいけないことは
山のように、鬼のようにあったのに
気が付けば朝。

なんだかんだとモメることばかり。
正直ここまでいろんなことが大変だと
思ってなかったし、こうなるなら
どうせならああしたかった、こうしたかったとか
いろんな不満と不安が沸き上がってくるから
そんな気持ちに気付いた自分がツラい。

これもまた、楽しいと思おう。





8月6日(夜) 「メールの整理」

昔にもらったメールを読みながら
「なんであのとき、ここまで読み切れなかったんだろう?」
なんてことをぼんやりと考えていたお風呂上がり。
当時はわからなかったことが、今ではよくわかる。
メールの差出人の思惑とか、ホントは書きたくて
書けなかったこととか。ほんの些細なことだけど。

2年から3年前の過去メールを読み返しながら、
メールのやりとりだけで、うまく編集すれば
一冊の本ができるんじゃないの?なんて思った。
うん、きっとこれはおもしろい。

気付かないフリ。聞こえないフリ。
実際に会っては難しいことも、メールだと
引用文を削除するだけでいいんだもん。
メールだと自分の都合よく話しをもっていけるから
楽だななんて考えていたときもあったっけ。

「なんでも自分の都合のよい方に解釈していた」ときも
あったけれど、そう思い込むことで私は何か成長したかしら。

現実は写真のようにはいかないということ。





8月5日(夜) 「おなかいっぱい」

朝、昼はほとんど何も食べていなかった反動か、
夜は胃に何かと詰め込みたくてしょうがない衝動に。
あぁ、おそろしい。

それでもカロリーの高いものはこわいので、
冷蔵庫にあったグレープフルーツを食べたり、
桃を食べたり、モヤシをひと袋食べてみたり。

今日はやたらに眠いのでもう寝ることに。
はやくファイルをあげたいのに、
サーバにアクセスできない。

なぜかしら?なぜかしら。

ひそかにお知らせしてもよいでしょうか?
夢へまた一歩。





8月4日(夜) 「日本テレビのアート?」

個展用のDMを発注するために、写真屋さんへ。
そのあと電車にのって、個展の打ち合わせへ。
いろんなことが決まって、いろいろと焦ってきて、
昨日みた、蜷川美花の個展のこととか思い出すと
理想はふくらむばかりで、
いつもより今日はドキドキしている。

とりあえず、セルフポートレートを
個展で発表することは決めているので、
何年かぶりかに自分に向けてシャッターを切る。
7キロ痩せたんだから、大丈夫なはず。
自信をもってレンズに向き合えるはず。
忙しいけれど、頑張って成功させなければ
次ぎへなかなかすすめないし、とにかく前へ。

打ち合わせのあとは、電車にのって、
汐留まで。

日本テレビがアートなイベントをやっているというので
その見学がてら夕涼みをしたりして。

人間力をコンセプトとしたそのアートは
舞台のおもしろさに近いものがある。

生身の人間がおもしろい。
生身の人間の写真が次ぎにおもしろい。
私はそう思う。





8月3日(昼) 「蜷川美花の個展」

蜷川美花の個展を見るために
表参道へ。

出口を間違えてうろうろと歩き回るハメになり、
やっと会場に辿り着いたときには、
8時前になっていた。間に合ってよかった。

1Fがグッズの販売スペース。
階段をのぼった2Fが展示スペース。

アクリル板のような大きな写真の目の前にたち、
「この人ってやっぱりすごいかも…」
なんて思いながら、全身に鳥肌がたつのを覚えた。

写真が主役であるその空間の居心地は
いいような、悪いような。

来月の私の個展にこんなエネルギーを
与えることができるのかどうか。
とにかく、がんばってみようと決意も新たに。

届いている花を見てその大きさを見比べて
そこに添えられた名前の価値なんぞを観察し、
これまたしみじみしてしまう。

菅野美穂、クリスチャンディオール、Vivi
うーん。うーん。うーん。

泣きたいくらいに彼女がうらやましいと思った。
こんなにもたくさんの人に愛される作品をつくりだす
彼女の存在を思う程に切ない。





8月2日(昼) 「つゆがあけた」

今日はお休みの日だというのに朝早くに目が覚めて
なんだまだはやいじゃないの、とひとりでぶつぶつ
言いながらまたひと寝入り。
やばい寝過ぎた今なんじ?と飛び起きて時計をみたら
まだ八時半で、うれしくって、朝からパソコンにかじつりいて
洗濯機を3回まわして、クーラーのきいた部屋で
こうやってカタカタしています。

ひとりの週末、撮影の週末も悪くない。
実質、私のお仕事というのはシャッターを押して
現像やさんに出しておわりというのではなくて、
パソコンに向かって何時間も書けて写真をセレクトして
構成を考えたりすることにもっともエネルギーかかってたり
するわけです。

で、やっとできた…。
何日かかったのか、何時間かかったのかもう忘れたけれど
自分なりに納得です。



やっと VOL.7も完成です。
8/2:Princess Princess Photo- http://loversdesign.com/p/


さて、これからまたお買い物。
ゴミ袋と、トイレの洗剤と、洗濯粉と、ハブラシと、
ティッシュと、シャンプーを調達しなければ。

あぁ、地味な週末。
毎週、スイートルームで撮影なんて日が続けばいいのに。

あ、そういえば来週はそうかも。




8月1日(夜) 「今日から8月なんて…」

あぁ、忙しい、、、かも。
でもま、この忙しいのは嬉しいことであって
全てが前向きにそして思い通りに進んでいるのだから
文句はナシにしておこう。

以前、写真の撮影の仕事を私に初めてくれた人から
連絡があって「写真集を出すときはぜひカメラマンに!」と
言われてなんだか本気で嬉しくなっちゃった。
その他にもいろいろと。素直に喜べる今の気持ちが大事かな。

インターネットにつながっちゃいけない人ってどんな人なの?
ってことを昨日はぼんやり考えていたんだけれど、
今日はある出来事でそれがより、明確になってきた。

つながっちゃいけないというより、
ネットにつながることで、決して幸せにはなれない人かな。


ある意味、広い世界を凝縮したものをネットで見るんだから、
見たくはない現実を見せられたりもするし、
理不尽なことだってあるし、納得できないことだってあるし、
こういうのは許せない!って状況にだって
当たり前のように遭遇するわけで。

で、なんていうかな。
「世の中っていうのはこういうもんだ」と納得したり、
「こういうのはあってはならないもんだ!」と訝りながらも
自分の中で処理できる人だけだとそれはそれでいいんだけど
次々に生まれる「許せないこと」を蓄積していっちゃう人が
ネットで幸せ向きじゃない方向に進んでいく人だと思う。

私は別に何を言われても平気なフリくらいできるけれど、
現実に傷ついた人が、また誰かを傷つけて、
そうして傷つけられた人が、自分を追い込んで、いつしか
ネットという世界から去っていくのを見てきたから
そのへんの仕組みには興味がある。

最近はある女のコのサイトが気になってしょうがない。
彼女はネットに出会えて幸せになれたんだろうかなんて
ひと事ながら気にしてしまう。